アフィリエイト広告とは【ASPの比較一覧表付き】

  • 更新日:2024/2/9
アフィリエイト広告とは【ASPの比較一覧表付き】

監修者プロフィール

児島 和樹

児島 和樹

経歴
個人ではホームページ制作、SEO対策、広告運用という3つに対応できるスキルを持ち、Web集客に悩む方に対して包括的になコンサルティングを行う。
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  • 更新日:2024.03.12

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「アフィリエイト広告とは何?」
「運用型広告となにが違う?」
「どんなメリットがある?」

この記事を読んでいるということは、上記のようなお悩みがあるのではないでしょうか?

本記事では、アフィリエイト広告出稿を検討している企業の担当様へ向けてアフィリエイト広告の「基礎知識・仕組み」「種類」「出稿会社一覧」「費用相場」について詳しく解説しています。

アフィリエイト広告とは【わかりやすく特徴を解説】

アフィリエイト広告とは【わかりやすく特徴を解説】

アフィリエイト広告とは、インターネット広告の1つです。

Webメディアやブログなどに広告掲載するので、商品・商材のアプローチに適しています。

ユーザーがアフィリエイト広告をクリックして、そこから商品購入や会員登録するのが目的です。

媒体主(アフィリエイター)は、コンバージョンが発生することで、広告収入を得ることもできます。

アフィリエイト広告の仕組み

出典:A8.net

アフィリエイト広告は「広告主」「アフィリエイター」「ASP」「ユーザー」の4つから成り立っているインターネット広告です。

仕組みを理解するためにそれぞれの特徴を見ていきましょう。

広告主 商品・サービスをPRしたい企業
アフィリエイター アフィリエイト広告を掲載する媒体主
ASP 広告主とアフィリエイターをつなぐ中間業者
ユーザー 商品を購入する消費者

アフィリエイト広告を出稿する場合、商品を扱う広告主がASPに出稿依頼します。

ASPは出稿依頼があった内容を掲載し、その募集を見たアフィリエイターが運用メディアにアフィリエイト広告を掲載するという流れです。

アフィリエイト広告の種類一覧

アフィリエイト広告の種類一覧

アフィリエイト広告の種類一覧を紹介します。

アフィリエイト広告は「成功報酬型」「クリック型」「インプレッション型」の3つに分類されます。

それぞれの詳細と掲載面について紹介します。

成功報酬型(成果報酬型)

アフィリエイト広告で、最も代表的なのが成功報酬型(成果報酬型)です。

成功報酬型は、アフィリエイターが掲載したアフィリエイト広告にてコンバージョンが達成した場合に、広告主からアフィリエイターへ成功報酬が発生します。

コンバージョンは「商品購入」「会員登録」など広告主の目的によって変わります。

クリック型

クリック型は、アフィリエイターが掲載した広告がクリックされる度に報酬が発生するアフィリエイト広告です。

主に広告主の目的がトラフィックの獲得のときに利用されます。

報酬に関しては「1クリック=円」のような単価設定になっています。

インプレッション型

インプレッション型は、アフィリエイターが掲載した広告がメディア掲載されると報酬が発生するアフィリエイト広告です。

主にアクセスが多いメディアに広告掲載される時に使用されます。

クリックなどのアクションとは関係がないため、主に商品・サービスをより多くの人に知ってもらいたい「認知」が目的の際に活用されます。

アフィリエイト広告はYouTubeなどにも出稿できる

アフィリエイト広告の掲載媒体に関しては「サイト」「ホームページ」が一般的ですが、その他にも「YouTube」「SNS」「メルマガ」等の媒体を活用することもできます。

特にYouTubeの場合、視覚と聴覚に訴えかけられるため、高い訴求力を持っている特徴があります。

アフィリエイト広告のメリット・デメリット

アフィリエイト広告のメリット・デメリット

アフィリエイト広告のメリット・デメリットを「広告主側」の観点から紹介します。

メリット・デメリットを理解した上で、アフィリエイト広告出稿を検討しましょう。

メリット

費用対効果の高さがアフィリエイト広告のメリットです。

アフィリエイト広告は、基本的には成功報酬型となるので、無駄な広告費用が発生するリスクが低いといえます。

ASPを利用するのに月額費用は発生しますが、それでも十分な費用対効果の高さを誇ります。(※一部月額費用のかからないASPも存在します。)

例えば、代表的な運用型広告でリスティング広告では、1クリックあたりに数百円の費用が発生し、その中でもコンバージョンを達成するのは数%なので、最低予算としても月に数十万円かかります。

しかし、アフィリエイト広告であれば「ASPの月額利用料」「成功報酬」「ASPへの手数料」の費用がかかりますが、数万円から運用可能です。

デメリット

デメリットは自社ブランドイメージ低下のリスクがある点です。

アフィリエイト広告は基本的にどのように商品を紹介するかを、アフィリエイターに任せるため、自社の意図とは異なる商品紹介や自社のイメージに合わないサイトで商品紹介されるケースがあります。

それにより、自社ブランドイメージが低下する可能があるため、自社のブランディングに力を入れている企業に関しては、大きなデメリット。

そういった場合には、掲載自体の承認を設ける「承認制」や、誰でも掲載できる形ではない「クローズドASP」という仕組みを設けているASPも存在しますので、状況によって契約するASPを使い分けることが必要です。

基本的にASPと契約する際には、ASPの営業担当とやり取りをすることになりますので、営業担当に確認するのが確実でしょう。

アフィリエイト広告の費用相場

アフィリエイト広告の費用相場

アフィリエイト広告の費用相場について紹介します。

アフィリエイト広告を出稿するときにかかる費用構造を理解しましょう。

初期費用

初期費用は、アフィリエイト広告出稿をはじめる時に広告主がASPに対して支払う費用です。

ASPによって相場は異なりますが、5万程度で設定されています。

月額料金

月額料金は、広告主がASPに対して毎月支払う費用です。

ASPによって相場は異なりますが、2~4万程度で設定されています。

成果報酬

成果報酬は、コンバージョンを達成した際に広告主がアフィリエイターに対して支払う費用です。

成果報酬に関しては、広告主が自由に額を設定できます。

手数料

手数料は、広告主がASPに対して支払う費用です。

手数料に関しては、コンバージョンを達成する度にASPに支払うのが一般的です。

手数料の相場は、成果報酬の30%が相場となっています。

アフィリエイト広告会社(ASP)一覧

アフィリエイト広告会社(ASP)一覧

アフィリエイト広告会社(ASP)一覧を紹介します。

下記内容から自社に合ったASPを探してみましょう。

A8.net

A8.net

出典:A8.net

A8.netは、導入実績22,000社以上の国内最大級のASPです。

アフィリエイト広告が掲載されるメディアは300万サイト以上となり、中小企業から大手企業までが導入しています。

どんな業種での広告出稿にも対応できるのが特徴で、アフィリエイトASP満足度調査では、11年連続でNo.1を獲得しています。

費用相場

料金プラン 料金 初期費用
トライアル 44,000円(月額)  55,000円
スタンダード 40,700円(月額)  55,000円
ロイヤル 36,300円(月額)  55,000円

※税込表示

別途手数料として、成果報酬額の30%が必要になります。

afb

afb

出典:afb

afbは、利用者満足度率6年連続No.1を獲得しているASPです。

afbでは、アフィリエイターと広告主のコミュニケーションに力を入れています。

例えば、アフィリエイターと広告主が直接意見を貢献できるセミナーを定期的に開催することで、広告主が求めている広告出稿が実現できます。

費用相場

afbの費用相場は、2万円~6万円(月額利用料)+5万円~10万円(初期費用)となっています。

手数料は成果報酬額の30%です。

ValueCommerce

ValueCommerce

出典:ValueCommerce

ValueCommerceは、導入企業7,400社以上のASPです。

掲載メディアは、93万サイト以上となっており「金融」「ファッション」「健康」「転職」などの幅広いカテゴリに対応しています。

また、目視による独自審査を通過したメディアのみにアフィリエイト広告が掲載されるので、安心して利用できます。

費用相場

料金プラン 料金 初期費用
ベーシックプラン 55,000円(月額) 55,000円
ライトプラン 38,500円(月額) 無料

※税込表示

別途手数料として、成果報酬額の31.5%~35%が必要になります。

Banner Bridge

出典:Banner Bridge

Banner Bridgeは、2003年にサービスを開始したASPです。

一般的な成果報酬型だけではなく「レビューアフィリエイト」「クリック報酬」「売上型報酬」などの報酬を併用できるので、自社の目的に合わせた報酬が設定できます。

また、Banner Bridgeでは、一般メディアと成人向けメディアを切り分けており、それぞれの配信のON・OFFを指定することも可能です。

費用相場

料金プラン 料金 初期費用
一般サイト 11,000円(月額) 3,3000円
成人向けサイト 33,000円(月額) 5,5000円

※税込表示

別途手数料として、成果報酬額の30%が必要になります。

ACCESSTRADE

ACCESSTRADE

出典:ACCESSTRADE

ACCESSTRADEは、2001年からサービスを開始しているASPです。

掲載メディア78万以上、導入企業は27,000件以上です。

主に「人材」「金融」「ゲーム」の掲載メディアが多いのが特徴となっています。

費用相場

ACCESSTRADEの費用相場は4,4000円(月額)+55,000円(初期費用)です。

手数料は成果報酬の30%となっています。

アフィリエイト広告会社比較一覧表

今回紹介したアフィリエイト広告会社比較一覧表は下記の通りです。

ASP 月額料金 初期費用 手数料 掲載メディア数
A8.net 36,300円~ 55,000円 成果報酬額の30% 300万サイト以上
afb 2万円~6万円 5万円~10万円 成果報酬額の30% 100万サイト以上
ValueCommerce 38,500円~ 無料
(ライトプラン)
成果報酬額の31.5%~35% 93万サイト以上
Banner Bridge 11,000円~ 3,3000円~ 成果報酬額の30% 19万サイト
ACCESSTRADE 44,000円~ 55,000円~ 成果報酬額の30% 78万サイト以上

アフィリエイト広告を出稿する上での注意点

アフィリエイト広告を出稿する上での注意点

アフィリエイト広告を出稿する上での注意点を紹介します。

消費者庁によりアフィリエイト広告規制が強化されてる可能性あり

今後注意しなくていけないのは、消費者庁による規制強化です。

アフィリエイト広告市場は右肩上がりの成長を見せていましたが、誇大広告などのトラブルが増加しています。

消費者庁が問題視しているのが、報酬を目当てにしたアフィリエイターによる誇大広告です。

アフィリエイト広告は通常の運用型広告よりも、誇大広告になるリスクが高いため、消費庁が規制強化のために動き出しています。

2021年6月には、アフィリエイト広告の規制強化に向けた「アフィリエイト広告等に関する検討会」が初会合されました。

今後、新たなガイドラインが発表される予定になっているので、消費者庁の動きを把握しておく必要があります。

参考:消費者庁|アフィリエイト広告等に関する検討会の開催について

サードパーティクッキー廃止問題

Googleが2022年までに、サードパーティクッキー廃止を決定した点も、アフィリエイト広告に大きな影響を与えています。

サードパーティクッキーとは、クッキーにより、ユーザーのネットショップ履歴等をASPが知ることで、その人に合った広告配信が可能となる機能です。

これがアフィリエイト広告最大のメリットでもありましたが、今後実現が難しくなります。

また、アフィリエイト広告では、どのユーザーがどのサイトのアフィリエイト広告からコンバージョンを達成したかをクッキーで把握することで、成果報酬モデルを実現していきました。

しかし、クッキーが廃止されることで、このビジネスモデル自体が実現できなくなる可能性もあるということです。

各企業がクッキーに依存しない計測方法を開発している

2021年3月に、バリューコマースは、サード・パーティー・クッキーのみによるアフィリエイト広告のトラッキングを終了し、新しい計測手法を確立しました。

ただし、開発技術が持たないASPにとっては、クッキーを廃止は大きな痛手となり、アフィリエイト広告市場の規模が縮小する可能性も十分考えられます。

その他アフィリエイト広告のNG行為

アフィリエイト広告には「景品表示法違反」「医薬品医療機器法」といったNG行為があるので注意が必要です。

例えば、明確な根拠がないのも関わらず「業界NO1」といった表現を利用する場合は、景品表示法違反になります。

また、化粧品・美容関連で「シミが消える!」などの表現は、医薬品医療機器法違反になる可能性があります。

メーカーとは違い、アフィリエイターのすべてが「景品表示法違反」「医薬品医療機器法」を理解しているわけではありません。

そのため、アフィリエイト広告を出稿する時は、NG表現に関してもしっかりアナウンスする必要があります。

アフィリエイト広告の成功事例

アフィリエイト広告の成功事例

最後にアフィリエイト広告の成功事例を2社紹介します。

アフィリエイト広告成功事例①【ビッグローブ株式会社】

アフィリエイト広告成功事例①【ビッグローブ株式会社】

出典:BIGLOBE

ビッグローブ株式会社では、格安SIM「BIGLOBEモバイル」、光回線「ビッグローブ光」「BIGLOBE WiMAX 2+」各商品の「認知拡大」と「新規顧客」を目的として、アフィリエイト広告を導入しています。

ポテンシャルの高い件数獲得が見込める「お得情報サイト(個人メディア)」に「限定クーポンコード」を掲載した施策を実施しました。

結果、個人メディア向け施策をメインとすることで、注文数を3.5倍以上にすることに成功しました。

アフィリエイト広告成功事例②【株式会社アドベンチャー】

フィリエイト広告成功事例②【株式会社アドベンチャー】

出典:skyticket

株式会社アドベンチャーは、国内・海外航空券、ホテルなどの比較予約サイト「skyticket(スカイチケット)」を運営する企業です。

新規顧客獲得と獲得コストを抑えるためにアフィリエイト広告を導入し、わずか1週間で66件の予約を獲得しました。

予約数を伸ばしている施策としては、親和性の高い「旅行特化サイト(個人メディア)」への「クーポン掲載」です。

飛行機の予約には「ダイヤ」があり、8月末から「冬ダイヤ」の航空券が発売します。

「冬ダイヤ」には「早割需要」があるため、直前のタイミングで「旅行特化サイト」へユーザー向けのクーポンを掲載してもらい、訴求強化を進めることで成功を収めました。

まとめ

アフィリエイト広告について紹介しました。

アフィリエイト広告とは、インターネット広告の1つで、Webメディアやブログなどに広告を掲載して、商品・商材のアプローチに適しています。

「成功報酬型」「クリック型」「インプレッション型」の3つに分類されており、さまざまな媒体への出稿に対応できます。

費用対効果の高さがアフィリエイト広告最大のメリットです。

そのため、運用型広告の費用対効果にお悩みの企業には最適な広告といえます。

しかし、さまざまメディアに掲載できる反面、自社のイメージを下げてしまうリスクもあるので注意が必要です。

弊社では、アフィリエイト広告運用の相談に無料でのっております、ご不明な点があれば、お気軽にお問合せ下さい。

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監修者プロフィール

児島 和樹

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経歴
個人ではホームページ制作、SEO対策、広告運用という3つに対応できるスキルを持ち、Web集客に悩む方に対して包括的になコンサルティングを行う。

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